●052 鶯 うぐいす 〇みやまのふるすをとくとくいでて

 表題:鶯[鴬](うぐひす)
 読み:うぐいす

 収録:(A)音樂新樂譜 合本第六集 1911(M.44) ◎Copy=(Z4) ※樂譜にはWords by S.Kendow
    (B)最新唱歌教科書 伴奏附 若狭萬次郎編 交響社 1928(S.3).4.13=初 ◎Copy=(K69)未
    (C)最新唱歌教科書(伴奏附) 若狭萬次郎編 日本樂器製造大阪支社 1927(S.2).4.1=初 ◎[A3-15],Copy=(K86)
    月刊樂譜?

 記譜:(A)二重唱(伴奏なし) ニ長調 3/4
    (B)(C)四重唱(伴奏なし) ニ長調 3/4

 インチピット:ソソド|シレファラ|ソドド|ファミレレ|ミ

 曲:ブラドベリー,ウィリアム・バチェルダー(Bradbury, William Batchelder)(1816-1868)[アメリカ]
 原曲:The Sinners's Friend
 詞:犬童球渓

 ※樂歌集あり(2)


[詞] ※(A)音樂新樂譜より

  (声たえず鳴けや鶯ひととせに ふたたびとだに来べき春かは
   東風ふかば匂い記せよ梅の花 主人なしとて春な忘れそ)

1 深山(みやま)の古巣をとくとく出でて ほゝゑみそめたる軒端の梅に
  聲もほがらにうたふ鶯(うぐひす) 來る春忘れぬ優(やさ)しの鳥よ

2 幸(さち)ある此代の一年(ひととせ)なれど 再び來(きた)らん春こそなけれ
  梅の花びら散らさぬ程に 其聲(そのこゑ)絶えせずうたへやうたへ


 ※(C)最新唱歌教科書(伴奏附)では
   散らさぬ程に → 散らさんほどに

  (注:※樂歌集では優しの鳥=さやしの鳥 のほか文字違いが一部あり)


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